「ケインズとハイエク」をようやく読み終えた ムズい

ケインズとハイエク―貨幣と市場への問い (講談社現代新書)
ケインズとハイエク―貨幣と市場への問い (講談社現代新書) 松原 隆一郎

講談社 2011-12-16
売り上げランキング : 15830

Amazonで詳しく見る by G-Tools

以前から買って持っていた「ケインズとハイエク」をようやく読み終わりました。

対立する二人の論考を考察とかムズかしいことはわかりません。

でも近代史的に読んでいき、現在起こっている経済的な事象と対比していくと、面白いです。

銀行の信用拡張と、金融政策の緩みが、やがては恐慌につながるとか。(今、ヤバいっすね(汗)

人々が不安な心理状態だと、貯蓄率があがり、お金の流通がとまり(これを流動的なお金の流れがストップしているという「流動性の罠」というそうです)、経済が悪化する、との過程とか。(日本は今まさに流動性の罠っすね(汗)

あと、貨幣が国に一つしかないため、一部の輸出産業が大きな売上を上げて円高になると、それ以外の産業の賃金・コストも円高のせいで、世界と比較してコスト高になってしまうとか。(TPPもこの意味ですね。(汗)

これらは、1920年~1930年代あたりに、ケインズとハイエクが既に指摘していたことです。

他にハイエクが指摘したことでは、企業家は、不確実な予想をして投資をし、市場で売り出していくうちに、市場のお客様が認識する商品(購入する商品)の情報を得て、学習することによってより投資すべき資産を絞り込んでいくダイナミズムがあるとか。(言われてみれば確かにその通り(汗)

文体はムズかしいですけど、面白いですよ。